1979年冬の湘南海岸。そこらの族とは違う「走り」の単車チーム結成を決意した波打際高校1年の茂岡義重は、単騎で白マッハを駆り“白煙の女王”と噂される海浜女子学園1年の桃山麻子と出会う。彼女の走りに惚れ込んだ茂岡は単車での勝負を標榜し、結果ふたりだけの公道レースが実現。これまでの邂逅やレースの中で茂岡の真っ直ぐな思いと優しさに波長が合うのを感じた麻子は茂岡と一緒に走る事を決め彼の作るチームに合流、ここに「湘南爆走族」が誕生した。そして春を迎えそれぞれは高校2年へと進級、しかしチームの旗を夜空に掲げるには「湘南爆走族」はまだいくつもの問題を抱えていた。その目立つ存在から早くも周囲の族に目を付けられ、さらに最大のハードルである桃山麻子と単車に乗るのを反対している交通機動隊所属の親父とが衝突してしまう…! 時間が全速力で目の前をすっ飛んでいく中、「結成集会」へ向け大人への階段を上り始めた17歳たちの咆哮と苦悩が迸る第5巻!! カッコいいだけでは走れない。熱いだけでは手を握れない。強いだけでは集えない。夢・葛藤・友情…言葉にならない衝動を抱えまくった熱くて不安定なティーンエイジャーたちの想いと、歴史が誕生した瞬間を描き出す『湘南爆走族』の最新作。70's~80'sの“昭和”を背景に江口洋助ら二代目へとバトンを繋いだマコやシゲら初代を綴る、湘爆誕生40周年&吉田聡画業40周年を飾る不朽の“青春漫画”がさらに加速!! 【湘南爆走族】ロックンロールを胸に紫の道路を駆け抜ける“湘南爆走族”江口洋助ら高校生たちの三年間を描いた吉田聡のデビュー作品。1982年に読み切りで初登場、1983年から連載開始。大ヒットを記録し累計部数は2900万部を超え社会現象を巻き起こし熱狂的なファンを生んだ。それまでの「番長」から新たな「不良」の姿を描き、そこから紡がれるハートや秀逸なギャグで後の漫画家達にも多大な影響を及ぼした不朽の名作。数多くのオマージュを生んだ事からヤンキー漫画と称される事も多いが暴走族に特化して描かれた物語ではなく、全力で三年間を過ごす高校生たちを綴った、『湘爆』は完全なる青春漫画なのである。
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