魔王のそばにいると動悸が激しくなる…それは「異世界特有の食い合わせ」のせいだという指摘を受けて、距離を置こうとしたさくら。しかし魔王在位5年の式典などを通じ、周囲のミリアやノアたちは彼女の中にある本心…「掃除の知識が役に立つのは嬉しいけれど、自分は聖女でも何でもないただの女子高生で、全ての問題が解決したならば元の世界に還らなければならない」という不安が、原因ではないかと推測するようになる。
お互いが距離を詰められずにいるまま寂しさを抱えるさくらだが、その時、聖王庁から突然の「聖女サクラへの依頼」が入り…!?
物語はさくらの葛藤やこれから、そして「魔族と人間たちとの確執」にも迫る、シリアスな展開が満載の新編に突入!!
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