横浜に寄港した外国航路の客船から、ひとりの船医が降り立った。如月恵だ。如月はB・Jに電話を入れた。久しぶりに会いたい、と。B・Jは横浜へと向かうが「ほかの女に会うのじゃないか」と疑ったピノコも同行する。そしてピノコは如月からB・Jの初恋物語を聞かされることになる。それは淡く悲しい恋の物語だった。