B・Jの家が建つ岬。その下の入り江にB・Jはやってきた。ここに移り住んできて、最初の患者となったもののことを彼はピノコに語り始める。その患者はシャチだった。傷だらけの自分を手当てしてくれたB・Jのことを、シャチは信頼し、傷つけば必ずこの入り江を尋ねるようになった。いつしかシャチはB・Jの孤独な心を慰めてくれるようになったのだが……。