長い戦争も最終局面を迎え、その首都は敵軍の手に陥落しようとしていた。独裁者は心を病み、もはやまともな指揮は取れなくなっている。それでも権力を振りかざす彼を、その息子は「いっそ死ぬべきだ」と考えていた。しかしB・Jはこっぱみじんにでもされないかぎり、この独裁者の命を救うという契約をしていた。