内戦状態の続く某国では国境を越える者には厳しい監視の目が光っていた。国境の検問でトラブルをおこしたB・Jは、追っ手をまいて山奥へ逃げ込む。そこで彼は生まれつき顎と口が二つに割れている狼咽の少女と出会う。少女は町の人々から旅人を襲う狼女と恐れられていた。