中学校時代のB・Jには、ひとり妙に気に障る旧友がいた。その男は笑い上戸で、いつも楽しそうに笑っている。屈託のない笑い声が、B・Jの苛立ちを募らせた。しかしそんな笑い上戸の友は、親が夜逃げして以来、天涯孤独の少年だった。マンガ家になりたいという夢を持つ旧友は借金取りに襲われて……。