どんな生徒でも対等に話し合うことが出来れば必ず心が通じ合うはずだ。その教師はそう信じていた。自分自身が学生時代に、どんなに痛めつけてもひるまない教師と出会ったことがあった。いま、乱暴な生徒にリンチを受け、B・Jに救命治療を受けながらも、彼は自分の信念に間違いはないと信じていた。