ガランとすいているSLにひとり揺られているB・J。が、気づくとこのSLには思い出深い人々が乗り合わせていた。唯一の恋人だった如月恵。安楽死専門のキリコ、そして命の恩人の本間先生……。B・Jは美しいレディとなったピノコとも出会う。この人生という名の列車はまだ終点には行き着かないようだ。