ゴリラみたいだと自分自身でも思っている柔道部の男子高校生、彼は風呂屋の壁を通して女湯から聞こえてくる可愛らしい声に恋していた。その声の主はどんな美人だろうと毎日想像しているのだが、彼は自分の容姿に自信がないから声に耳を傾ける以外の何も出来ない。彼はそのラブリーな声の主がピノコだとは知る由もなかった。