ピノコはいまの汚い家を改築したいと考えていた。しかしB・Jはこの家には思い出があると、改築に賛成しない。そしてB・Jはピノコにこの家の最初の入院患者だった大工の丑五郎の話を聞かせてやる。広島で被爆したため白血病を患っていたその老いた大工の、最後の仕事がこの家だったのだ、と。