海が汚染されたせいで、その島には公害病が蔓延し、住人はすべて退去させられた。以来、誰も住めない死の島となった故郷をジッと対岸からみつめている少年がいる。死んでしまった父と母。その両親と暮らした島へ彼は帰りたかった。彼の死んだ父親から息子の面倒を頼むと言われていたB・Jは、単身、島へと渡ってみるのだが--。